オイルワニス調査


「ちはや」組では、コックピットに敷いてあるすのこの作り直しを計画しているのですが、すのこの材料になっているチークは、かなり高価な木材。一度痛んでしまうと費用的にも大変ですし、コックピットはいつも使うところだけに、綺麗であるほうが気持ちが良いです。
で、(現状も作り直し後も含めて)痛みを抑えるべく、先日オーニングを復活させたのですが、新造すのこ自体にも直接の保護が出来ないかを考慮中。
木部の保護で簡単にぱっと思いつくのはニス塗りですが、チークにニスを塗った場合、(チークからは油分が出てくるそうなので)一年くらいでぱりぱりになって剥げてくる場合がある(=今よりもメンテナンス面積が増えます(^^;; )ことと、何よりも滑りやすくなることが懸念されて、今まで NG にしてきました。
ところが、先日、US Yacht & Customs さんのホームページを見ていると、チーク上に塗ってもぱりぱりにならず、メンテナンスは重ね塗りだけで OK、かつ滑りやすくならないオイルワニスの CETOL MARINE というものを紹介していました。うーん……これだけ聞くと夢のようなニスです。同ページに掲載されている艇の写真を見ても、仕上がりに問題はなさそう。
値段に落とし穴は無いかと思って West Marine で調べてみると、1 クォート(約 0.95 L)あたりお値段は 30$ 内外で、さほど高いものでもない模様。
一缶調達して試してみる価値はありそうです。マリーナで入手可能かな?(無ければ West Marine で買えばいいわけですが)
具合が良ければ、他の木部にも使ってみるかも知れません。
さて、どうなるか。

[その他ニス塗り関連参考情報]
Wooden Yacht Club の H.P.にあるニス塗りレポート
 仕上がりは絶句するほど美しいです。
 気象条件などを見ながらニスの濃さを変えつつ、17 回も重ね塗りをするのだそうです。
 無精なちはや組としては、信じられません……。
 下地づくりと地道な作業が必要ということは、毎回失敗している筆者には再々……(以下繰り返し)認識できました。ニス塗りに近道はないんですねぇ……。

ユーロオイル
 CETOL MARINE 以外のすのこ保護の選択肢。和船船大工弟子入り日記のサイトで知りました。
 屋内用となっていますが、屋外でも使えるんだそう。
 重ね塗りでメンテナンス出来る点は CETOL MARINE と同じですが、チークとの相性は今のところ不明。ふーむ……。どうなんでしょうね。