上りの練習日?


5 月 3 日は、ちはや組 G.W. 出港の最終日になりました。
天気は上々で、さすがにたくさん船がでています。
この日は、栃木県から T.T. 氏が来てくれました。他参加メンバーは、代官殿に筆者、それに最近レギュラー化しつつある四歳の R。R は 5 月 1 日のずぶぬれハイクアウトが気に入ってしまったらしく、今日もやりたいと張り切っていますが、さて、風と波はどうか。

5 月 1 日の帰港後、係留しておいた艇のもやいを解いて出港。
マリーナではそこそこ風が吹いており、普通マリーナよりも湖上の方が風が強いため、今日も No.3 を選択。
ところがどっこい、珍しくマリーナよりも湖上の方が軽風でした。風速 4〜5 m/s くらいでしょうか。No.3 では面積不足で、あまりスピードが乗りません。
とはいえ、前にも後ろにも艇が出ていて、なかなかにぎやかです。
皆でえっちらおっちらタックタックで上っていくのは、ちょっといい感じ。
途中、前の艇に追いつきかけたのですが、タックを何回か返すうちに、次第に距離が離れていってしまいます。当方、上り角がまったく出ていないようです。こういった学びがあるのも、他艇との帆走のいいところ?
最近 No.3 で上り角が悪いのはもはやおなじみ。試しに、軽風ではありますが、セールを引き込みやすくするために、ジブのリーフ用のクリューにシートを付け替えて、最近おなじみのハイカットモード(?)にすると、いきなり上り角改善。多分、10°くらいは変わっているのではないでしょうか? 変わり過ぎです。もとがいかに悪いかという(^^;;
それに、ジブをハイカットモードにした時の方がセールシェイプが良く、綺麗にテルテールが流れている気がします。有効なセール面積は狭くなっている筈なのですが、かえってスピードが乗っている感じもあり、上り角だけでなくスピード面でもセールシェイプの善し悪しは(セール面積に負けず劣らず)重要ということを身を持って体験しました。これはなかなか貴重な体験でした。
もっとも、こんなことが起こるのは、もともとはセールがかなり伸びているせいも多分ありまして、実験して上り角が良くなったからといってあまり喜んでもいられないところがあったりします。
うーむ、セールをリカットしたほうが良いのでしょうか……。

さて、この日の本来の目的地は歩崎の桟橋だったのですが、上り角問題でそこまでは届かず。
歩崎沖合には帆引き舟も出ていたのですが、残念ながら近づく前に帆を下ろされてしまいました。
仕方がありません。今日のところは引き上げです。
湖上で帆走しながら昼食、T.T. 氏がちょっと船酔い気味なようなので、舵をもってもらって、船酔い防止に。京成マリーナまでのんびり下り帆走です。
R が楽しみにしていたずぶぬれは、今日の風では残念ながらお預けでした。

さて、帰港後は先日見つけたドイツレストランの『ELBE』さんへ。ドイツビールで乾杯しながら。
G.W. 出港はこれにておしまい。
みなさま、お疲れさまでした。