マリーナ開き

京成マリーナに艇を置いて以来、ずっと不義理をしてきたのですが、今年初めてマリーナ開きに参加してきました。参加は代官殿、結構良く艇にきてくれている大学時代からの友人である T.T. 氏、豚児の R と筆者の四人。
鏡開きさて、式はきちんとしたもので、神主さんを呼んでの祝詞とお祓いに始まりました。神主さんは、八坂神社の神主さんだそうです。
その後、マリーナの社長、重役さん達が鏡開きをして、もちつきにお酒、特製ピラフなどがふるまわれました。
驚いたのは、思ったより老若男女とりまぜて人が集まっていること。
もちろん、艇のオーナーさんが多いのでしょうから、ご年配の方が比率としてはやはり多いのですが、大学のヨット部の人なども何組か来ていたようで、結構にぎわっていました。
乾杯した後は、パーティー(……と言ってもいいかな)と並行して、アクセスディンギーやモーターボートの初乗り会。アクセスディンギーというのは、体の不自由な方でも乗れるように工夫された、沈しない(しにくい?)ディンギーのこと。
布製のシートが前向きに二つついていて(居眠りできそうなくらい快適です)、舵は艇中央にあるジョイスティックのようなもので取ります。セールは、かなりブームが上向きについたキャットリグ。これくらいブームが上を向いていると、ポリネシアのダブルカヌーについているクラブセールにちょっと似ているようにも見えます。
二人乗りで、一人が舵を、もう一人がメインシートを使ってセールの開きをコントロールします。
筆者は豚児の R と乗って来ましたが、シートに前向きに腰掛けての操船はなかなか快適です。風は微風だったのですが、滑っていく感じがなかなか良い感じ。微風なのは、初めて乗る身としては、操作をする前にのんびり考えている暇があるのがありがたかったりします。とはいえ、筆者はディンギーはこれでまだ二回目なのですが、まったく不安の無い感じでした。うーん、これならちょっとした水上散歩には結構良いかも知れません。
アクセスディンギー京成マリーナは、バリアフリーに力を入れていて、アクセスディンギーもちょっと前から力を入れて取り組んでおられます。海の日をはじめとして、年に何回か、体験試乗を行っているようです。京成マリーナの H.P. で予定などは公開されると思います。
この日も、アクセスディンギー 4 艇とボートによるサポート、インストラクター同乗で態勢を万全に整えて、初めての方 OK とのこと。乗れる人はどんどんインストラクター無しで出していました。
小学校にあがるか上がらないかぐらいの子どもや、初めて乗る女性の方なども来られて、次第ににぎわってきました。自分ですぐに操船できるので、初めての方も結構楽しいと思いますよ、これ。
筆者は、戻り際に同じマリーナの MilkyWay さんにお声がけいただきました。結構良く艇を出されている方で、ちはや組も湖上でお見かけしたことが何度かあります。ホームページを見ていただいているそうで、どうもありがとうございます。また湖上やマリーナでご一緒できればと思います mOm

さて、以前にも行った八右衛門さんで昼食におそばを食べた後、つくばにある国土地理院に行って参りました。
球体模型。手前の頭は豚児の R地図関係の展示がいろいろとあり、なかなか興味深いのですが、イチ押しは日本列島の球体模型。
20 万分の 1 のサイズで、地球儀を日本の回りだけ薄く切り取ったようなものが、お皿を伏せるように広場にあります。
地図は、本物の 20 万分の 1 地図をタイルに焼いて貼り付けたもの。細かい地名も全部書き込んであります。南鳥島なども含めて、地球の上に日本がこんな感じで広がっているのだ、ということが体感出来て面白いですよ。これはお勧めです。

帰りがけは初めて TX に乗りましたが、値段はちょっと高め。
TX のルートは、かなり郊外の方を走っていて、つくばからしばらくの間は、沿線にほとんど家がありません。ここはどこの原野だ、という感じの眺めでした。開発中で次第に変わっていくのでしょうが、首都圏ではなかなか見られない眺めです。


[参考 URL]
京成マリーナ
国土地理院の施設:23番が球体模型です
セイラビリティ-アクセスディンギー

[航海日誌中の関連記事]
ディンギー関連