ニス塗り大体完了!!(整備日四日目)


こまごました部分と、ドッグハウスサイドの木の装飾部、ティラーやメインシートトラベラーの台座を一通り塗り終えて、今年のニス塗り作業は大体完了!! いやー、無事終わりました。
ビニールシート復活!! まるで何かの荷物のようですね(^^;;ついでに、前回買ってきたビニールシートを加工して船体にかけ、今日は終了になりました。
このシートの有無で、随分とニスの痛みが違うのは体験済み。
そもそも、ちはやにはドッグハウスからコックピットまでを覆う初代シートがあったのですが、これが台風でお亡くなりになってしまって以来、コックピット部分がカバーできていなかったのです(二代目シートをかけてはいたのですが)。シートがかかっている部分の痛みとそうでない部分の痛みはやはり相当違ってきます。
今回ようやく、コックピットまで覆うことの出来るシートを復活できたことはなかなか感慨ひとしお。いろいろと苦難のニス塗りがありましたが、これで大分いたみを抑えられるはず。紫外線や風雨の影響はなかなか馬鹿になりません。ニスがいたみきってしまうと、木部そのものにダメージがいってしまいますし、そうなってしまうとなかなか厄介なのです。
とまれ、これで今後は少し良い状態に維持できそうです。

さて、ニス塗りのほかにも、コックピットのすのこを一旦外して、すのこの下の掃除。
大分土がたまっていたので、箒で掃き、バケツに水を汲んで拭き掃除を。なんだか、小学校かなにかの掃除の時間みたいですね(^^;;
拭き掃除は順番を良く考えてやらないと、せっかく綺麗にしたところにべたべたと靴跡がついてしまうという教訓(?)もあったりしましたが、これも無事終了。
後は、ハルサイドのペンキ塗りなどを終わらせれば、かなり綺麗な状態で今年をスタート出来そうです。よし。

それにしても、多少綺麗になってくると、かなり汚れてきているすのこそのものなどもちょっと気になってきます。チーク材をどこかで安く調達してこれないかな。
夏に向けてオーニング作成なども計画中。果てない作業ですね(^^;; やれやれ。
もっとも、最近結構これも楽しいような気もしてきていないこともない(^^;;)のですが。
面倒くさいのと時間がかかるのを除けば、いろいろ工夫をしてものを作るのは基本的には楽しい作業だと思います。

[追伸]
備忘録的に、ここまでのニス塗り作業の教訓(?)をまとめておきます。
基本的な点が多いので、失敗経験の恥をさらしているようなもんですが、何かのご参考になれば(^^;;。

  • ニス塗りは下地作りが八割。下地のムラはニスのムラに即つながる。傷やいたみがあったりすると、ニスをかけると結構モロに浮き出てきます
  • 木の地肌(木目)がそのままニス表面のでこぼこになっているうちは、まだ塗膜が薄い可能性がある。しっかり重ねておかないと、外にさらされる場所は半年持たない
  • 細かいところを塗るには、ちゃんと細筆を準備しよう(^^;;
  • あまり濃いニスで塗るとこてこてになる(ちはや組はニス:シンナー比 1:1 で落ち着いています)
  • ニスが乾いたら布や #500 以上くらいの目の細かい紙やすりで磨いて重ねる……という工程を踏むと美しく仕上がりやすいような気がする(これまで磨き工程を省略していた)。今回、コックピットサイドのニス塗りと、挿し板、ティラーでトライしてみました。さて、どうなるか
  • マスキングテープは作業が終わったらきちんとはがす。何週間も置きっぱなしにしてはならない(剥がれなくなる)。特に、紙テープタイプのものは注意が必要。ニスを吸って乾くと手に負えない
  • 使った筆は、シンナーなどを使って、きちんとニスを落としてから片付ける。当たり前ですが、ちょっとでもニスがついていると、翌年は本当にカチコチになってしまう
  • ニスの缶を長期保存する場合は、一度さかさまにしてニスをにじませ、ニスで缶とふたの隙間をふさいでから保管すると良い
  • 紫外線や風雨によるニスの痛みは馬鹿にならない。シートはちゃんとかけるべき。

[航海日誌中の参考情報]
ニス塗り