久々の初日の出出港


あけましておめでとうございます。
今年も『航海日誌』をよろしくお願いいたします。
とはいえ、去年はほとんど出港出来ず、ちはやはと言えば、福丸訪問後にわずかに出港出来ただけ。(初出港が初スピンでしたけれど)
久々の惨敗の年になってしまいました。
そのほか、マリーナの資本が変わって、『京成マリーナ』から『ラクスマリーナ』に変わるなどの事件(?)もあった年でした。
今年はもう少し乗りたいものですが、課題は山積み、さて、どうなるか。
さて、去年あまりにも乗れませんでしたので、今回は久しぶりに初日の出出港をしようということで、代官殿に無理を聞いてもらって船を出しました。代官殿ありがとうございます。
前回初日の出出港をしたのが 2001 年ですから、それから実に7年。思えば遠くへ来たものです(?)。その割にはあまり上手くなっていないのはご愛敬か(^^;;
今年は 6:40 夜明けということで、5:30 マリーナ集合。参加者は代官殿、筆者の豚児ですっかりおなじみの R、筆者の三名。筆者の相棒の Rei 殿と下の子の T は参加の話もあったのですが、今回は見送り。時々来てくれている T.T.氏も予定が合いませんでした。残念。
さて、フネを下ろしてエンジンをかけた後、久々に航海灯とデッキ灯を全て点灯して異常無しを確認。筆者は航海灯を点灯中のフネは、これからどこかへ旅立つ風情があってとても好きなのです。
気温は 0℃ 前後なのか、デッキが凍って滑ります。南氷洋を走るヨットレースなどの苦労が偲ばれます。
5:50 頃桟橋を離れて航行開始。マリーナの T 船長からは、遊覧艇ホワイトアイリス(6:10 出港予定)の近くへお誘いを頂いたのですが、さて、どうするか。国民宿舎の近くまで出るそう。
7 年前の時オホーツク海で成長した爆弾低気圧の影響で大荒れだったのですが、今回も天気図上はよく似た感じ。風は北に居座った低気圧に吹き込む風が西から吹く(風は螺旋状に吹き込みますので、低気圧に一直線に直接吹き込む訳ではありません)パターン。荒れるかも知れませんので、あまり遠くへ行かないようにする予定。
お湯を沸かしてココアなど飲みつつ、機走で走って江戸崎を目指します。ホワイトアイリス近くの案もあったのですが、たまの機会なので、霞ヶ浦南岸に邪魔されずに日の出が見える江戸崎沖まで行くことにしました。
機走してゆくと、次第に夜が明けてきます。デッキ上はほぼ無風……ということは、数ノットの追い風がありそうです。
江戸崎の陸岸には、すでに初日の出を見に多くの人が来ていました。
ギアをニュートラルに入れて、江戸崎沖で漂います。
空は快晴ですが、東の地平線には積雲が遠く漂っており、ちょっと邪魔になるのが残念なところ。雲の前を鴨の群れが飛びすぎたりして、これはこれで風情がありますが。
地平線の下から日が昇ってくるにつれて、雲の上の縁が黄金色に輝いてきます。
6:50 頃、少し遅れての初日の出となりました。
甘酒で乾杯といきたいところですが、車で来ていると不便なところか。紅茶とココアで代用。
さて、見終わったところで一目散にマリーナを目指します。7 年前に大風に吹きまくられた経験が骨身に染みていますね(^^;; もっとも、今回は天気図では日本列島に 6 本の等高線がかかっていたものの、それほどの風になりませんでした。
日が昇り終わってしまうと、ぐんぐん上がっていくように思えるのはいつものこと。あたりもすっかり明るくなって、朝の風情になってきました。
岸辺では鴨の群れが一休みしていたり、フネの接近に驚いてフネの前を横切るように翔びたっていったりしま。
空気が澄んでいるようで、筑波山が朝日の中にくっきりと見えていました。
マリーナの桟橋で朝食を食べて、今回は解散。
帰り際に事務所に立ち寄ってマリーナの方に伺いましたが、マリーナ自体もかなり様相が変わりそう。陸置きスペースがだいぶん小さくなってしまうため、係留への切り替えを進めているところのようです。
価格改定もあるそうで、いろいろと考えることのありそうな 2008 年の夜明けなのでした。


■その他今回の日の出写真
 →日の出写真
 日の出直前の黄金色に輝く雲
 国民宿舎沖に停泊中のホワイトアイリス
 日の出後の風情など

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