疾風怒濤

気象庁の発表によると、本日は春一番の日。
……と思っていたら、2 時過ぎ頃にどこか遠くの方から、どうどうという唸りが聞こえてくる。
なんだろうと思う間も無くうなりは高まり、たちまちにして轟々という風の吼えたける音に変わってしまった。
窓の外は一面の黄色い砂塵。
隣の家との間は、烈風が吹きすさび、あわてて取り込みに行った洗濯物は吹き飛びそうになって横になびいている。
風に砂が散々混じっているので、風に顔を向けると、目が開けられない。
看板が風に吹かれてしなっているのが見える。
もしも出航していて突如こんな風に見舞われたとしたら!! くわばらくわばら。

後で天気図を見てみたら、どうやらこれは寒冷前線の通過だった模様。
つまり、疾風怒濤がやってくるまでの比較的穏やかな風が春一番で、疾風怒涛は寒冷前線の風だったということ?
疾風怒濤が過ぎ去った後、空は雲が吹き飛ばされてしまったのか、からりと晴れ。
明日はまた冷えるそうです……やれやれ。